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中村 義輝; 田中 隆一
JAERI-M 5976, 25 Pages, 1975/02
線照射施設におけるコバルト・ガラスを用いた実用的な線量測定法について研究した結果を本報にまとめた。放射線着色のFading効果に対する補正は、吸光度変化の実測値、実験的に決定されたFading、照射時間、および照射終了後測定するまでの時間に対する経験式として与えられた。Fadingに対する温度の影響は0~50Cの温度範囲でほとんど無視できる。Fading効果の補正式を用いて、線量算出のための経験式がつくられた。この経験式により線量は10~10Rの範囲にわたり約2%(S.D.)の再現性で決定できることがわかり、その測定精度について検討した。照射済試料は500Cで熱処理することにより十分再利用が可能なことがわかった。照射線量分布、深部線量分布への応用例、他の積分型固体線量計との比較、測定の実用的手法などについても述べた。
田中 隆一; 中村 義輝
Radioisotopes, 24(1), p.1 - 5, 1975/01
コバルト・ガラス線量計を信頼性の高いガンマ線の大線量測定法として確立するため、放射線着色のFading効果を詳しく測定した。その結果、Fading定数は温度ばかりでなく、線量に依存するか、Fading定数の温度係数は線量に依存しないことがわかった。電子線による短時間照射により実測されたFading定数をもとにして、照射時間の長いガンマ線用のFading補正のための経験式を決定した。これにより広い範囲の照射時間、照射終了後測定するまでの時間、および吸光度の実測値に対して、正確なFading補正を行なうことが可能になった。